実験その一

 あなたは、ご自分のことをどの程度理解していますか? 例えば、価値観の近い人とお見合いしたいと思った場合です。特に金銭感覚。

 まず貯金する分を取り分けて、次に住まい、食事、最後に衣類にお金を使おうとします。でもお相手はまず衣類、食事、住まいでいっぱいいっぱい。とても貯金なんて考えられないとしたら?

 貯金については、近い将来の目的を二人ですり合わせることによって積み立てる額に納得すれば、上手くいくでしょう。住まいも月の出費を少しでも抑えられる計画を相談しながら、乗り切ることができます。衣類は、あまり優先順位を上げないこと。それで生活していけるなら、お見合い相手として不足はないと思います。

 お付き合いが深まってきましたら、貯金や住まいの話題でお相手の反応を見るのもいいでしょう。同時に、まず自分の考えに向き合うことになりますね。